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盤上の向日葵について(ネタバレ

盤上の向日葵

盤上の向日葵

読了。 私の読解力だと作者の意図が読み取れなかった。

圭介

父親からの虐待。 父から去り、奨励会に入れる機会もあった。 しかし父親への情で断る。

高校生となり、改めて親父を捨てる覚悟をし、東大にいく。幼少期の恩人から餞別に著名な駒をもらう。

東大に入り、アウトロー真剣師に出会う。 騙されて、餞別の駒を失う。 その後、就職・独立し、恩人の駒を取り戻す。 その結果もあって、事業で成功する。

成功を聞きつけ、親父が金を要求しにくる。 疎ましく思い、縁を切ろうとした際、真実を知る。

わからん

親父に対して、純粋な憎悪を抱く過程はわかる。 その結果、彼が壊れていくのもわかる。

ただなあ。 壊れてしまったとしてよいものか?

駒は、名器でもあるが、恩人との絆である。 彼にとって、いつから恩人の品から単なる名器になったんだ?その辺がしっくりこない。

ぶっ壊れ理由

父への罪悪感でいいのか?

血の因果などオカルトだ。 それを肯定したのは、自分が与えらなかった家族愛。 帰属するため、家族と同じ結末をもとめた?

理由が分からんかった

親父

同情の余地はある。 彼もまた愛されなかった。 その理由である圭介への憎悪はわかる。

ただ唐沢の提案に従い、厄介払いもできたわけだ。 罪のない幼子に報復してたわけだから、クズオブクズだ。

母親

クズではないが、メンヘラだ。

祖父母

探せよ。

刑事ペア

二人は親子みたいなもの。 圭介親子との対比として捉えたが考えすぎ? 単なる猿回しの猿だったのか?

棋士

トップ棋士は、駒にこだわらない。 彼らは求道者で、将棋の真理を求めるイメージ。 一方、今回の棋士はそのイメージはなく、みな、勝負師だった。

圭介がプロで通用することがまず違和感。 コミュニティに属さず、あそこまで勝てるほど甘くない。ぶっ壊れた精神のまま、コミュニティに属せるわけなかろ。

この辺、読み取れなかったなあ。私の読みが浅いんだろうけどね。