べんメモ

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吉田修一「国宝」について

歌舞伎役者の青春群像劇。 読み物として面白く、最後まで一気に読める。

さて。

喜久雄は、芸を極めんとする役者である。 それは理解したんどけど、読んでいても読み解けなかった事がある。

あの熱意だ。

初舞台前から魅了されてた。 ヤクザ気質で入れ墨をいれている子である。 普通に考えれば、長続きしない。 理屈でないということかもしれぬ。

歌舞伎は一度だけ観たことがある。 成田屋勧進帳。 その時は、ま、こんなもんかなとおもった。

もう一度観たら、違うかも。